山田洋次監督がその才能を絶賛!本日公開『入国審査』世界が大注目の監督よりメッセージが到着!

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8月1日(金)

いよいよ本日8月1日(金)に公開された『入国審査』。わずか17日間で撮影された低予算の監督デビュー作が、スペイン映画として初めてインディペンデント・スピリット賞3部門にノミネート、さらに世界各国の映画祭で新人監督賞や観客賞を獲得するなど大きな注目を集めたリアリティMAXの深層心理サスペンスだ。今回、日本映画の巨匠、山田洋次監督が本作の予告編を偶然目にしたことから、本作を公開に先駆け、いち早く鑑賞し、絶賛コメントを寄せた。

移住のためにNYに到着したが、なぜか入国できないカップル。
なにが真実で、どれが嘘?
答えひとつに人生が左右される―。


怖い映画。そして今日の世界をあざやかに切り取って見せてくれる作品。一気に引き込まれてドキドキしながら最後まで見てしまった。凄い才能の監督の誕生を喜びたい。
山田洋次(映画監督)


また、それを受けて、本作監督のアレハンドロ・ロハスとフアン・セバスチャン・バスケスからメッセージが到着した。

★本作日本公開に寄せて★
本作『入国審査』は、普段は閉ざされたドアの向こう側で起きている物語を描いています。官僚的な入国手続き、権力の濫用、そして旅行者や、よりよい生活を求めて移住する人、本作ではアメリカへ移住するベネズエラ人とスペイン人のカップルが直面する無力さを描いています。
私たち自身もベネズエラの首都カラカスで生まれ、海外へ移住して新しい生活を始めた者の一人です。移住するという決断が人生にどのような影響を及ぼすのか十分に理解しています。しかし特定の国から来た場合、その過程が必要以上に難しくなる事もあります。ビザを取得したり、他国に入国したりする過程で、入国管理局の審査官から突然全く予想もしなかった“尋問”を受ける可能性が否めないからです。
この物語はまさにその状況から展開します。目的地に入国出来たわけでもなく、入国を拒否されたわけでもない、宙に浮いたような状況。他人の恣意的な判断が人生を一変させてしまうような、ある意味極限の状況を描きました。この映画が観客の間で対話を生み出すきっかけになることを期待しています。

★山田洋次監督からの言葉を受けて★
私たちの映画にこのようなお言葉をいただき、とても光栄に思います。個人的な物語がこれほど多くの方々と繋がり、このような困難な時期に会話のきっかけを作り続けている事を知るのは、とても感動的です!そして力強いお言葉をくださいましたこと、心より御礼申し上げます。日本の皆様に、ついにこの映画をお届けできることに、とても感激しています!(アレハンドロ・ロハス)

『入国審査』が世界中の多くの観客に届いている事に、未だに言葉にできないほど喜びを感じます。しかしそれ以上に、映画界の第一線で活躍する方達にまで届き、高く評価されているという事は、本作に込めたメッセージが相応しい人々の心に届いているのだと、とても幸運に思います。移住というテーマについて語る者の一人として、官僚的な不公平や時代遅れの偏見に満ちた今この時に、私自身の、そして他の多くの人々の物語を伝える場を見つけられたことは、この上なく特別なことです。本当にありがとうございます!(フアン・セバスチャン・バスケス)


第二次トランプ政権下のアメリカだけでなく、移民や外国人への対応について日々報道を目にする昨今。日本人にとっても決して遠い国の話ではなく、これは“あなた”にいつでも起こりうる話。本日8月1日は、映画サービスデーで通常よりもお得な料金で映画鑑賞ができる映画館も多い。山田洋次監督も激賞する、全く予測不能な77分!酷暑を忘れるほどの衝撃映画体験をぜひ映画館で!

8月1日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開

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